PRP注射

先日受けた額ボトックス注射。
実は、ボトックス注射にするかPRP注射にするかで悩んでました。

PRP注射：自身の血液から抽出した多血小板血漿（Platelet Rich Plasma：PRP）を美容医療に応用した肌再生治療のこと。自身の血液を使うため拒絶反応やアレルギー反応が起こりにくく安全性が高い。異物を入れるのではなく、自身の皮膚が再生されるため効果が長期間持続する。

このPRP注射、額に施術する場合は一番安いクリニックを探しても10万円ぐらいと結構な高額治療。自由診療（＝クリニックによって価格はバラバラ）なので、クリニックによっては20万円以上するところも。

持続効果はどうやら３～４年程度とのこと。
10万円で３年。
1年に15,000円を３～４回だとして、10万円で３年効果が持続するならそっちの方が安くない？
ボトックスみたいにまぶたが重くならないならPRPの方がいいかな。
って、本気でPRP注射受けようかなって悩んだんですよね。

本気で受けるかどうかを検討するにはちゃんと納得してから受けなきゃって思って、PRP注射を色々と調べたら。

このPRP注射。
肌弾力の低下が原因の症状には適していて、肌全体がみずみずしくハリ感や弾力が出て、ナチュラルに仕上がるそう。
但し、ヒアルロン酸注入による ほうれい線やくぼみを持ち上げる即効性のような効果とは違うようで、PRPはゆっくりと自然に効果がでてくるものらしい。
ちりめんジワとか小ジワには効果あるみたい。

･･･で。
PRP注射で額のシワが消える！ほうれい線がふっくらしてシワが目立たなくなる！って写真をHPに載せてるクリニックって、「自身の血液から抽出した成分だけではなく、効果を最大限に引き出すために医療用成長因子（FGF）を配合している」って書いてあるんですが...。

どうやらそのFGFというのは、難治性の潰瘍や床ずれなどの傷を再生させる治療に使われるものだそうで「健常な皮膚に注射した際の安全性のデータはない」らしいんですよね。
添加しすぎると皮膚内部で過剰に成長して肉芽腫やしこり、膨らみすぎなどのリスクがあるとのこと。
しかも、できてしまった“しこり”や肉芽腫は切除や分解が難しく、長期間成長し続けてしまい制御が難しいんだそう。
つまり、ほうれい線とか目の下とか額とかが変に膨らみすぎちゃったり、固く“しこり”になってもどうにもできないってこと...。怖...。

そんなFGFをどうして配合しているかというと。
ほうれい線とか額のシワとかの肌の“くぼみ”を膨らませるには自身の血液から採取した成長因子だけでは難しいらしく、そういう“くぼみ”を膨らませるためにFGFを配合してるってことのようです。

そういった人工の成長因子（FGF）は使用しないで、患者自身の血液から採取した生長因子のみを使用したPRP療法をやっているクリニックもあるんだけど。
そういうクリニックでは症状によってはPRP療法はすすめていないそう。
ほうれい線を消す、という場合にはPRPはすすめてないみたい。

もちろん医師によって見解や意見は違うので、安全で問題なしと考えてる医師もいるんだろうけど。だから施術を大々的に宣伝してるクリニックもあるんだろうし。
実際にFGFを配合したPRP注射を受けてキレイになって満足してる人もいるんだろうけども。

でも、10万円以上もする高額な施術、自分で納得できないまま受けることはできないし怖いなって思ってPRP治療を受けるのはやめてボトックス注射に。

ちなみに、額のシワにはヒアルロン酸注射も効果あるらしいんだけど。
ヒアルロン酸注射だと、まぶたが重くなることはないし私のような表情グセにはヒアルロン酸が向いているらしい。どうやら。

でも、ヒアルロン酸＝しこりになる（可能性がある）っていうトラウマ(？)があるので、ヒアルロン酸注射にはちょっと躊躇しちゃうところがあって。
だって半年前のほうれい線ヒアルロン注射、まだ“しこり”完全に消えてないんだもの。
気になって施術を受けたクリニックに行って診てもらったら、あと数ヶ月すれば消えていくとのこと。うーん......


今回PRPを色々調べてる時に見かけた、とある美容クリニックの医師の言葉
「私は顔に入れるものの基準は、元に戻せるもの、無くなるもの、異物は残さない」って言ってて。
確かに！って思ったんですよね。
その基準、私もこれから肝に銘じて美容施術を選ぼうって思いました。

あと、ちゃんと自分で調べてみるって大切だな…と。
素人が調べられることなんて高が知れてるけど、何も調べずに軽い気持ちで受けて後で後悔するよりずっとマシ。

･･･って、この半年で学びましたw